CAを目指す上で必ず確認しておきたい、”CAに必要な条件”。
就職/転職活動を進めていく中で、このように考えている人も多いのではないでしょうか。
「CAになりたい!でもCAに必要な条件ってとっても厳しそう…。」
さらには、どんな対策をすればいいのかなど、未経験だとわからないことだらけで悩みますよね。
こんなお悩みを解決していきます!
✔️ どんな資格が必要なの?
✔️ 学部学科は関係ある?
✔️ 身長制限や年齢制限は?
✔️ 英語力はどのくらいいるの?
こちらの記事では、CAになるために必要な条件と試験準備の進め方について詳しく解説していきます。
この記事を書いた人
結論からお伝えすると…
CAになるために、何か特別な資格は必要ありません!
しかし、CAはサービス要員でありながら機内でお客様の安全をお守りする保安要員でもあります。
そのため、ある一定の条件が求められています。
この記事を読むと・・・
-
- CAに必要な条件がわかる
- エアライン試験の準備が始められる!
CAになるために必要な学歴
CAになるには、新卒採用と既卒採用の2種類の採用方法があります。
■新卒採用
専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程)など卒業見込みの方を年度ごとに採用する。
■既卒採用
大学や専門学校卒業後、別の会社に就職し、CAに転職するなど社会人経験のある方を採用する。
専門学校・短大以上の学歴が必要
CAになるためにはどのくらいの学歴が必要なのでしょうか。
応募資格の一部をご紹介します。
(1)2020年4月〜2022年3月までの間に専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了されている方。
(2)2022年4月~2023年3月までの間に専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程)を卒業見込みの方。
※学部学科等の指定はございません。
※就業経験のある方は、エントリーシートに必ず職務経歴をご記入ください。”
〈引用〉JAL 新卒/既卒採用情報
*企業の採用情報はHPにも記載されていますので、必ずご自身でご確認ください!!
学部・学科に制限はない
どこの学部学科がCAになりやすいですか?という質問もよくいただきますが、学部学科に指定はございません。
経済学部・経営学部・法学部だった方もCAになっています。
「CAにはこの学部がなりやすいから」「〇〇学部だからCAにはなれない」と、考える必要はありません。
学部学科は関係ないので、自分が興味のある分野を学んで、学生生活を楽しんでくださいね!
CAに求められる条件
身長制限
「CA=身長が高くないとなれない」イメージが広まっています。
そもそも、なぜ身長が必要なのでしょうか?
それは、機内の頭上にある手荷物収納棚の開閉やその中に収納されている備品類を問題なく取り出す必要があるからです。
また、手荷物収納棚の一部には緊急時に必要な物も入っていることがあります。
届かない&取り出せないとなるとお客様の安全に影響を及ぼしてしまう恐れも…。
日系航空会社の募集要項に「身長〇〇㎝以上」という記載はありません。
外資系航空会社の場合には「身長160cm以上」もしくは、アームリーチ(手を伸ばした状態で一定の高さに手が届くこと)の条件が記載されていることもあります。
ある程度の身長は、安全上の理由から設定されています。
このような条件は、各航空会社が運航している機材の大きさによっても異なります。
身長が足りないからといって必ずしも採用されない訳ではありません。
150㎝台のCAもいます!
身長に不安がある方は各航空会社の募集要項をチェックしてみましょう。
年齢制限
既卒(中途)採用で応募する場合「年齢制限があるか気になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、年齢制限は特にありません!
日系航空会社では募集要項に年齢に関する記載もございません!
30代で初めてCAになった方も多数いらっしゃいます。
年齢よりも人柄や前職での経験などを重視して採用を実施。
外資系航空会社の場合、新卒・既卒の区別なく採用試験が行われます。
年齢制限のある航空会社もあれば、18歳〜22歳〜など上限を設けていない会社もあります。
それぞれの航空会社の情報収集をしてみてください。
健康と視力
各航空会社にもよりますがほとんどの場合、募集要項に以下のように記載されています。
(4)呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎等が航空機乗務に支障なく、必要な体力を有し、心身ともに健康な方。裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上の方。”
〈引用〉JAL 新卒/既卒採用情報
CAの仕事は、早朝/深夜勤務と不規則であり、長時間労働のため体力が必要です。
また、安全上の理由からメガネは認められていません。
視力が1.0以下でコンタクトレンズを使用したことがない方は早めに慣れておくことをおすすめします。
TOEIC600点以上の英語力が必要
(7)TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有することが望ましい。”
〈引用〉JAL 新卒/既卒採用情報
英語力に関しては、身長や年齢と違って募集要項にはっきりと点数が記載されています。
・JALやANAでは「TOEIC600点以上」
・国内線のみの航空会社の場合は「TOEIC550点」
・外資系航空会社の場合は「TOEIC650〜730点」
国際線フライト中のコミュニケーションは、ほとんど英語で行われます。
CAにとって英語力は必須。
コロナ禍により、採用中止や採用若干名となっている昨今TOEICの点数は満たしている方が多いことが予想されます。
他の就活生に差をつけられないためにも、募集要項に記載されているTOEICの点数は取っておきましょう!
自分の自信にもつながりますので、目標点数が取れるように全力で取り組んでくださいね。
留学経験は必須条件ではない?
募集要項にも留学経験については記載されていません。
留学をしなくてもTOEIC600点は取れます。
英語以外に資格は不要?
募集要項にも英語以外の資格については記載されていません。
特別な資格がなくても問題ないです。
ご自身の興味があることや取りたいと思った資格があれば、ぜひ挑戦してください。
エントリーシートや面接でのアピール材料になるかもしれません。
CAになるために必要な5つの心得
CAを目指す上で、必要な心得について以下の記事にまとめています。
よろしければご覧ください。
-
CAになるために必要な6つのスキル
続きを見る
エアラインスクールには通うべきなのか!?
「CAになるのはエアラインスクールに通った方がいいの?」と悩まれている方もいらっしゃいます。
私は就職活動中、エアラインスクールに通っていました。
実際に通ってみた感想を記載していますので、ご覧ください。
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CAになった私が語る、実際にエアランスクールに通った感想。
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CA採用試験準備3ステップ
STEP1. 自己分析
就職/転職活動を始める最初のステップとして自己分析が必要です。
自己分析のやり方については以下の記事にまとめています。
よろしければご参考になさってください。
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【現役CAが教える】自己分析の最も効果的なやり方4ステップ
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STEP2. 業界理解
就職/転職活動をする上で、業界理解は欠かせません!
以下の記事では航空業界ってどんな業界?という疑問にお答えしています。
よろしければご覧ください。
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【航空業界で働きたい人必見!】航空業界に求められる4つの要素とは?
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STEP3. 企業研究
企業研究をする際、チェックするべきポイントを以下にまとめました。
よろしければご参考になさってください。
-
【現役CAが教える】企業研究のやり方3ステップ
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まとめ
本記事では、CAになるために必要な条件と試験準備の進め方について解説してきました。
特に重要な部分をおさらいしておきましょう!
CAになるには・・・
- 専門学校・短大以上の学歴が必要
- 学校・学部・学科に制限はなし
- 視力1.0以上かつ心身ともに健康な方
- TOEIC550〜600点以上が求められる
- 留学経験やその他必要な資格はなし
- CAになるために必要な5つの心得
- エアラインスクールに通ってみた感想
- CA採用試験準備3ステップ
CAになるために、特別な資格は必要ありません。
必要なのは…
あきらめずに努力を続けること。
英語ができないからあきらめる
のではなく
とりあえずやってみる精神が大切です。
点数よりも、そういう姿勢や人間性を採用担当者はみています。
だからといって
TOEIC600点なくてもいいんだ!ではなくて、目標点数に向けて全力で取り組んでくださいね。
日々の積み重ねにより、道は開けます。
全ては自分の行動次第!
陰ながら応援しています。