・どうしたら身に付けられる?
・客室乗務員はどんなタイムマネジメントをしてるの?
このような疑問もあるかと思います。
そこで今回は、CAが実践しているタイムマネジメントについてご紹介していきます。
![](https://coconepi.com/wp-content/uploads/2022/11/job_ca_smile_cap.png)
仕事でもプライベートでも役立つCA流タイムマネジメントを
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
タイムマネジメントとは?
タイムマネジメント=「時間を管理する」ものではありません。
1日24時間は、みな平等に与えられています。
決められた時間内に、どのようにして業務の生産性をあげるか、
効率的よくやるか、がカギを握っています。
つまり、タイムマネジメントとは、「時間に合わせて行動を管理すること」。
「与えられた時間をいかに有効活用して、行動するか。」
その人の行動にスポットを当てたマネジメントのことと言えます。
なぜ、タイムマネジメントはCAに必要な要素なのか。
航空会社では、安全運航の次に定時運航に取り組んでいます。
"定時性"はお客様からの安心と信頼を得るために、航空会社として厳守すべき
大切な約束です。
その約束を守るため、CAにもタイムマネジメント力が求められるのです。
1便のフライトを飛ばすために、多くの部署の人たちが関わっています。
全員が定時性を意識して、それぞれが決められた時間内に業務を行わないと
定時性は守れません。
CAがタイムマネジメントが得意な理由。
CAは、早朝〜深夜まで、常に異なる時間に出社しています。
さらに時差に合わせて生活のリズムを整えるためにも、
タイムマネジメントが欠かせません。
タイムマネジメントができないとどうなると思いますか?
・フライトが遅延して、定時性が守れない
・機内サービスも十分に提供できない
・安全運航に支障をきたす恐れがある
・お客様からの安心・信頼を失ってしまう
などが考えられます。
上記のようなリスクを分かっているからこそ、その日のフライトタイムに合わせて、
常にタイムマネジメントを行っています。
CAが実践するタイムマネジメントのポイント3選
それでは、CAが実践しているタイムマネジメントについてご紹介していきます。
①時計をこまめにチェックする
②フライトに合わせて逆算して行動する
③ムダなく行動できる動線を考える
一つずつ解説していきますね。
時間をこまめにチェックする
CAは時間をこまめにチェックする習慣が身についています。
・お客様のご搭乗ご案内時刻
・飛行機のドアが閉まる時間
・飛行機が動き出す時間
・飛行機が離陸する時間
・機内サービスをはじめる時間
・揺れてくる時間
・機内サービスを終える時間
・到着時刻
などなど、CAは常に時間の確認が欠かせません。
時間をしっかりと把握し、着陸の時間まではどのくらいか計算をします。
そして、その間にやらなければならない業務の優先順位を考えながら、
時間配分を立てます。
また、保安要員としての役割があるCAは、緊急時や急病人が発生した際、
何時何分に何が起きて、何時何分にどのような対応をしたか、
などの記録をする必要があります。
時間をこまめにチェックすることは、タイムマネジメント力を身に付けるための
はじめの一歩です。
フライトに合わせて逆算して行動する
CAが行っているタイムマネジメントのひとつに、逆算して行動するという方法があります。
例えば、出社時には
10時に勤務開始→9:50に集合場所に行く→9:20〜フライトの準備
→9:15までに支度を済ませる→9:00空港に到着
→8:〇〇電車に乗る→〇:〇〇家を出る
機内業務においては、
12時に到着→11:40までに着陸の準備→11:25までにドリンクサービス終える
など、ほんの一例ですが、このように逆算してタイムマネジメントを行っています。
逆算して行動することで、どのくらい進んでいるのか、できていないことは何か、
など進捗状況も確認できます。
また、全体的な時間から優先順位を考えることができ、無駄な行動も減らせます。
ムダなく行動できる動線を考える
限られた時間を有効活用するためにも、どのような手順で行うと良いか、
常に効率を考えながら行動しています。
例えば、
・前に行く動線で、これとこれを持って行って、戻ってくる時にあれとあれを持って来よう。
・あとで〇〇の作業があるから、それをやるときにこれもまとめてやろう。
など、常に先の行動を読みながら、効率の良い動線を考えています。
最低限の動きでいかに多くの仕事をこなすか、がポイントです。
まとめ
・タイムマネジメントはなぜ必要なの?
・どうしたら身に付けられる?
・客室乗務員はどんなタイムマネジメントをしてるの?
このような疑問に対して、どのようにしたらいいのか具体的にお伝えしてきました。
まずは、時間をこまめにチェックすることからはじめてみてください。
今日からタイムマネジメント力を身に付けていきましょう。
プラスαとして、この作業を効率よく実行するためにはどうすればいいか、という視点もお忘れずに。