CAのお仕事

【CAが実践】誰でもできる、気配りスキルを身につける3つのコツ!

2022-10-22

周囲への気配りはできていますか?

気配りができないことにはお客様にサービスを提供できません。

「気配りができないから、CA向いていないかも…。」と落ち込む必要もありません。

気配りスキルは誰でも身につけることができます!

そこで本記事では、気配りを身につけるコツを解説していきます。

こんな方におすすめ

  • 気配りがなぜ必要なのかわからない人
  • 気配りができる人はどんな人なのかイメージできない人
  • 気配りの身につけ方を知りたい人

この記事を書いた人

こちらの記事を参考にして気配りスキルをさらっと身につけましょう!

 

気配りとは・・・

相手を思いやり、スムーズに物事が進むよう、先回りして行動すること。

例えば、飛行機で自分が通路側に座っていたとします。
降りる時に、窓側席の人の荷物を取ってあげる、かつその人を先に行かせる
(自分が先に降りてしまうと後方の人々がどんどん来て、窓側席の人が中々降りれなくなってしまうから)。
このような行動が気配りにあたります。

つまり、相手が次にしようとしていることは何か、を先回りして考え、さっとサポートできることです。

現役CA
この例え話は、実際に私がプライベートで飛行機を利用した際に体験したことです。
皆さんが降りてからタイミングを見計らって出ようと思っていましたが、上記のような方がいらっしゃいました。
私はとても感動し、その日は一日中happyな気持ちでした。
「気配り」ができる人って素敵ですよね!

気配りができる人の特徴

実際に、気配りができる人とはどんな人でしょうか。
ここでは、3つポイントをあげてみます。

①的確に周りの状況を判断できる

②常に謙虚で、でしゃばらない

③自ら行動できる

では、ひとつずつ解説していきます。

的確に周りの状況を判断できる

普段から相手や周囲の人がどのような行動をしているのかをよく見ています。
そのため、周りの人が次に何を求めているのか、が分かるのです。

それをさっと用意して声をかけたり、困る前に手渡したりできます。
状況を先読みして行動する力もあります。
職場でも期待され、活躍している人が多いのも特徴です。

常に謙虚で、でしゃばらない

「気配り」ができる人は、相手が必要なもの・求めていることをさっと行動に移せる人ですが、それを恩着せがましくやることはありません。

常に、さりげなく、そして謙虚なのです。

助けた相手から恩を返してもらおう、とは全く考えていません。
"お互いさま"の気持ちから、巡り巡って自分も誰かに助けられている、と考えいます。

自ら行動できる

周りの人が求めているものを察することができたのに、行動に移さないことには、気配り上手とはいえません。

察したあと、行動に移せる人を気配り上手といいます。
「人のために自分は何ができるのか?」「周囲に困っている人はいないか?」と常に考えているのも、気配り上手な人の特徴といえます。

気配りを身に付ける3つのコツ

気配りをする前に、まずは根本にある「気づき」のスキルが必要です。
相手のちょっとした表情やしぐさの変化に気づくことはできていますか?

そもそも気づかないことには、その先の行動ができません。

例えば、縮こまっている人がいたとします。
その様子から「寒いのかな?」「体調悪いのかな?」などと推測ができます。

その推測が、「気づき」なのです。気づくことができれば、声をかけるなど、
次にやるべき行動に移せるのです。

では、どのように「気配り」のスキルを高めるのか、ご紹介していきますね。

日頃から周りをよく観察する

的確に周囲の状況を把握することで、「気づく」ことができ、
「気配り」につながります。

ぼーっと周りを見ているだけでは、気づけませんよ。
例えば、仕事中であれば、業務を抱えすぎている人はいないか、困っている人はいないか。
扉を開けて出る時も、後ろに人はいないか。

など、ちょっとしたことで構いません。
アンテナを張って、さりげなくチェックしてみてください。

現役CA
仕事中は自分自身もバタバタとしているかもしれません。
時間に追われて、後から来る人のことを見ていられないかもしれません。
そんな中でも、数秒でいいので、周りを観察することを忘れないで。

自分ならどうするか考える

周囲を観察して、気づけるようになったら、それを解決するためには、どうすればいいかな?
と自分が取る行動を考えてみてください。

例えば、業務を抱えすぎている人がいれば、自分がいくつか引き受けたり、
他に手があきそうな人を探したりできます。

扉を開けて外に出る際、後ろから人が来ていれば、
扉を開けたままその人に渡したり、先に通してあげたり。

このような小さな積み重ねにより、気配りは勝手に身についてきます。

自分の好意を押し付けない

気配りは、相手が求めていることを先回りして行動するからこそ、価値があります。

自分が良かれと思って取った行動が、相手の求めているものと違ったり、
今じゃない、なんてこともあります。

自分が取った行動が、押し付けになっていないか、
相手の表情や言葉から汲み取るようにしてくださいね。

もし違ったら、相手に伺ってみるなどして、また次のアクションをすればいいだけの話。

まとめ

本記事では、気配りスキルを身につけるコツをご紹介してきました。

重要な部分をおさらいしておきましょう!

  • 気配りとは、相手を思いやり、スムーズに物事が進むよう、先回りして行動すること。
  • 気配りができる人の特徴
    ・的確に周りの状況を判断できる
    ・常に謙虚で、でしゃばらない
    ・自ら行動する
  • 気配りを身につける3つのコツ
    ①日頃から周りをよく観察する
    ②自分ならどうするか考える
    ③自分の好意を押し付けない

時間や心に余裕がないと、気づけることにも気がつけません。
普段の生活からよく周囲を観察して、まずは「気づき」のスキルを
高めていってくださいね。

「あの人困っている様子だなあ・・・」
「あの人は次に〇〇が必要だろうなあ・・・」と、

気づくことができたら、次は相手を思いやる気持ちです。

「〇〇が必要だろうから、先に渡しておこう。」など
思いやりが行動につながっていきます。

このスキルを日々鍛えることにより、レベルの高い気配りができるようになります。

自然と"お客様視点"も磨かれ、"お客様に寄り添った対応”もでき、
サービスのプロになっているかも。

まさに、一石二鳥にも三鳥にもなっていくのです。

まずは、「気づく」ことからはじめてみてください。

  • この記事を書いた人

現役CA

世界中を飛び回っているCA(キャビンアテンダント)|CA歴7年|日系大手の航空会社に勤務|国内線と国際線どちらも乗務| これまでのCA経験を活かして、少しでもお役に立てる情報発信ができるよう努めて参ります。 どうぞよろしくお願いいたします。

-CAのお仕事